WANDERLUST

"袖触れ合うも他生の縁"

私のロールモデル

 

私の人生のロールモデルは大叔母。先日電話してきてくださったから、自分のために彼女についても書いておきたくなった。

 

もう96とか97歳で、大変な時代を生きてきた人でもある。

当然彼女が生きてきた時代は女性が表立って社会的な文脈で活躍することはより難しかったわけだけど、その中でも美容師として自分のお店持ったり、お金を借りては返してお店を大きくしたり、お茶もしていて着付けでも成功してた?みたいなの。(皇室関係の方から御用達だったり、腕と影響力を買われて化粧品会社関連で海外に招待とかなんとか、、?)すごすぎる…

それでまた何がすごいって、93?くらいで出会ってすぐの私に「インターネットってあるでしょ?便利なのよね教えて頂戴!」と言ってくるような方😂どこから来んねんそのバイタリティー笑笑って感じだった笑笑 好奇心もすごいのね〜〜、でやはり難しさもありつつ、ipadの使い方教えて、LINEとかネットで検索とかも少しできるようになって…って!やばたにえん、、、

 

とまあこんな感じで自立した方であった一方で、言葉尻一つ一つで、周りの人への大きい愛を感じる。言わずもがな周りにも慕われてる。

全部見透かされてるというか、会うとあったかい感覚が降ってきて、その物腰とか言葉でこの人は与える人なんだなと一発で分かるんだよね。なんか知らんけど、会う度毎回泣きそうになる笑 涙腺緩まずには絶対に対峙できない人…。

 

正直歳のこともあってまた会えるか分からない方だから、引っ越し前に訪ねた時にはつい思いっきり泣いてしまったし、叔母様も少し涙ぐんでた。死ぬものは死ぬから仕方ないけど、きっとその時が来たら少し長めの間喪失感に襲われるんだろうと思う。

一方でずっと私の指針になるんだとも。人に対して無条件に安心感を与えられる、彼女のような人になりたいなって。多分これをロールモデルと言うよね?笑

物心ついてから出会ったのはもう成人間近だったし、過ごした時間は多分100時間にも満たない。けど私にとっては一生心の中に棲む人。

一生のうちに、心からこの人みたいになりたいって思えるロールモデルに会えたこと、(しかも身内で)とても幸せ!

 

人生はやっぱりそれなりにクソゲー(失敬、)だと思うけど笑、叔母様に恥じないようにゆるっと生きていきまする。